シリウスの道2006年10月19日 18時28分39秒


 藤原伊織の本に外れはない。
ジャンルでいうとハードボイルドなのだろうか、この手の小説はあまり読まないのだが、たまたま最初に読んだのが「テロリストのパラソル」、強烈な印象が残った。

続いて「ひまわりの祝祭」「てのひらの闇」「蚊トンボ白髭の冒険」と読んだが、どこかの流行作家と違って立て続けに書かない。読者は待ち焦がれることになるのだろう。

「シリウスの道」は、最初に読んだ「テロリストのパラソル」の登場人物が出てくる、だいぶ前に読んだので僅かしか覚えていないが、もちろん知らずに読んでも何も問題はない。逆にもう一度「テロリストのパラソル」が読みたくなる。

この10日ほど走っていない、そのストレスなのだろうか、昨晩は最後まで読みきってしまい、結局寝たのが2時だった。早く寝る予定だったのに!

この小説の題名にもなっている「シリウス」
太陽をのぞいて最も明るい星の名だ、しかも二つの星の連星(主星と伴星)だそうだ、冬の大三角形のひとつ、今、夜空に見えるのか?
なかのひと