灰色の北壁2007年04月02日 18時32分42秒


 「灰色の北壁」は真保裕一著作で、表題作のほかに「黒部の羆(ひぐま)」と「雪の慰霊碑」の短編三作で一冊を形成しているが、この三作は連鎖でなく独立した物語になっている。

私にとっては久々の山岳小説だったのだが、大変面白かった。
特に「黒部の羆(ひぐま)」は現在と過去が面白いように交錯(読んでいる最中はオカシイなと思うが大して気にも留めず)して、読み終えた時に、さて、何か読み違えたのかなと、思わず最初からもう一度読み直してしまった。
現在と過去に矛盾がない、二度読んで初めてわかる楽しさ!そんな物語だ。

コメント

_ ike ― 2007年04月03日 08時22分53秒

壁紙が南米的でいいですな~!特にトッカーノがまたいいですね!

また、サンバでも踊りに行きましょう!

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